2026年福岡伝統芸能フェスタが能楽堂で開催:能、筑前琵琶などが大濠公園に集結

發布於: 2026年9月11日
2026年福岡伝統芸能フェスタが能楽堂で開催:能、筑前琵琶などが大濠公園に集結

今年で開館40周年を迎える福岡市の大濠公園能楽堂では、日頃から能をはじめとする伝統芸能に触れる機会を提供しています。10月17日には「福岡県芸術文化祭」の一環として「福岡伝統芸能フェスタ2026(福芸 FUKUGEI)」を開催し、能や筑前琵琶など、幅広い伝統芸能を一堂に集めたプログラムをお届けします。

その前日の10月16日には、能と落語を学べる「伝統芸能体験ワークショップ」も実施します。昨年も満席となるなど好評を博しており、フェスタ、ワークショップともに参加は無料です。

詳細は公式ウェブサイトをご覧ください:fukugei.com

大濠公園能楽堂40周年記念ロゴマーク

イベント概要

1. スケジュール

(1) 伝統芸能フェスタ

2026年10月17日(土) — 午後2時開演(午後1時開場)

(2) 伝統芸能体験ワークショップ

① 能ワークショップ:2026年10月16日(金) 午後1時〜午後2時(午後12時30分受付開始)

② 落語ワークショップ:2026年10月16日(金) 午後4時30分〜午後5時30分(午後4時受付開始)

2. 会場

大濠公園能楽堂(福岡市中央区大濠公園1-5)

3. プログラム

(1) 伝統芸能フェスタ

日本舞踊 — 日本舞踊メドレー:「鶴亀」、「藤娘」、「友禅晒」、「さくらさくら」

若柳寿菊

若柳寿菊

日本舞踊若柳流寿菊会家元三代目。日本の伝統文化や精神を次世代に伝えたいという思いから、子供向け教室や保育園での指導も行っている。

日本舞踊は江戸時代の歌舞伎から派生し、舞と踊りを中心に発展してきた。今回の公演では、小中学生を含む7名の舞踊家とともに、「鶴亀」、「藤娘」、「友禅晒」、「さくらさくら」を織り交ぜた「日本舞踊メドレー」を披露する。

筑前琵琶 — 平家物語より「那須与一」

寺田蝶美

寺田蝶美

筑前琵琶保存会会長、旭会大師範。4歳から筑前琵琶を始め、発祥の地である福岡で普及・発展に尽力している。定期演奏会に加え、博多どんたくや各地の神社仏閣、祭事などでも演奏し、後進の育成にも力を注いでいる。

本公演では、平家物語の名場面「那須与一」を披露する。

— 「屋島」、「羽衣」、「船弁慶」

久貫弘雅

久貫弘雅

茨城県出身、福岡市在住。重要無形文化財保持者(総合認定)。新作能「博多祇園山笠」「日原桜」の作者でもある。宝生流の山岡晴美氏、石黒実都氏、樫山里子氏とともに、源義経の霊が旅僧に屋島の合戦を語る「屋島」、羽衣をまとった天女の美しい舞で知られる「羽衣」、義経一行と静御前の別れから平知盛の霊との戦いを描く「船弁慶」を上演する。

詩吟 — 「山中にて酒を酌む」他

森田光星

森田光星

鹿児島県出身、福岡県在住。幼少期より詩吟を学び、情景描写豊かな漢詩を得意とする。

「山中にて酒を酌む」は、京都の鴨川沿いの店を舞台に、友と酒を飲みながら美しい景色を楽しむひとときを描いている。雨霧の中に古都の情景が浮かび上がり、花の向こうから寺の鐘の音が響いてくるような、優雅な春の夕べの一コマを表現する。

雅楽×コンテンポラリーダンス — 「越天楽」他

中山洋・KOTOHA・loco

中山洋 / KOTOHA / loco

直方・福智町を拠点に活動する龍笛奏者の中山洋、ダンサーのKOTOHA、染織家locoによるコラボレーション。

「虚空天衣(こくうてんい)」と題されたこの作品では、長きにわたり伝承されてきた雅楽の響きと、今の瞬間を身体で捉えるコンテンポラリーダンスが融合し、境界を溶かしながら「時の交差」を表現する。

神楽 — 「四季」

弥栄神楽座

弥栄神楽座

神様と人が共に笑い、楽しめる場所を作りたいという思いから結成された神楽座。

「四季」は、天地の巡りや季節の移ろいの中に神の恵みを見出し、自然と共に生きる喜びを祝う演目。神楽歌を通じて、季節が織りなす景色と絶え間ない生命の循環に対する感謝と祈りを捧げる。

三味線 — 民謡「たぬき」

藤本さゑ

藤本さゑ

藤本流大師範。6歳から藤本流三味線を始め、現在は福岡市を拠点に演奏・指導を行う。

「たぬき」は19世紀の長唄「昔噺たぬき」を基にしている。「分福茶釜」や「かちかち山」などのタヌキの民話を取り入れ、新内流しや浄瑠璃調の語りを組み込んだ構成が特徴。明治・大正時代には寄席で浮世節の橘屋橘之助が演じ、十八番として親しまれた。

落語 — 演目は当日のお楽しみ

橘家文太

橘家文太

福岡県北九州市出身の落語家。落語協会所属。第80回西日本文化賞奨励賞受賞。寄席の雰囲気を再現した移動式劇場「落語カー」で全国を巡り、落語文化の普及に努めている。

当日の会場の雰囲気を見て演目を決定する。何が飛び出すか、どうぞお楽しみに。

ロビーでは「茶時遊空間」によるお茶の振る舞いがあり、弥栄神楽座による衣装や小道具の展示も行われる。

(2) 伝統芸能体験ワークショップ

① 能ワークショップ — 「能面をつけてみよう!未知との遭遇:能面体験」

講師:久貫弘雅。対象:小学生〜大人。定員:30名。

② 落語ワークショップ — 「君も高座に上がれる!落語家体験」

講師:橘家文太。対象:小学生〜大人。定員:20名。

4. 申し込み

  • 入場無料。
  • 座席数に限りがあるため、事前申し込み(先着順)を推奨します。
    (受付期間:2026年9月11日〜10月16日)
  • 伝統芸能体験ワークショップは事前申し込みが必須です。
    (受付期間:2026年9月11日〜10月11日)

大濠公園能楽堂について

1986年、福岡市の大濠公園内に県内初の本格的な能楽堂として開館。能をはじめとする日本の伝統芸能を保存・継承し、県民の文化振興と普及を図ることを目的としている。

562席の客席を持つ日本屈指の能楽堂であり、長年にわたり多くの来場者に伝統文化の魅力を伝えてきた。

現在は能や伝統芸能のほか、幅広いジャンルのコンサートや会議、イベント会場としても利用されている。

福岡県芸術文化祭について

10月から12月にかけて福岡県内各地で開催される芸術文化の祭典。舞踊、音楽、伝統芸能など、県民が身近に芸術文化に触れる機会を提供している。