福井県坂井市の分散型宿泊施設「オーベルジュほまち 三國湊」は、福井の冬の味覚を代表する「越前がに」を楽しめる3つの宿泊プランの予約受付を開始しました。期間は2026年11月14日(土)から2027年3月30日(火)までとなります。
当施設の開業以来、福井・三国湊の土地の食材をフレンチで表現し続けてきた吉野建シェフは、3年目を迎える今年、これまでの枠を超えた新しい蟹料理のスタイルに挑みます。日本とフランスでミシュランの星を獲得した吉野氏が監修する「フレンチ蟹コース」や、老舗鮮魚仲買人の目利きによる皇室献上レベルの越前がにを、歴史ある町家での滞在とともに堪能できます。
なぜ福井の三国湊なのか?
かつて北前船の寄港地として栄えた三国湊には、当時の歴史的な街並みや文化が色濃く残っています。オーベルジュほまち 三國湊は、町に点在する歴史的価値の高い9つの町家をリノベーションし、全16室の分散型オーベルジュとして誕生しました。
2024年3月の北陸新幹線・敦賀延伸によりアクセスも向上。歴史的な空間(町家滞在)に加え、三国提灯づくりや町歩きといった文化体験、そして福井の山海の幸(テロワール)を掛け合わせた滞在が可能です。なお、三国湊を擁する坂井市は、2025年に全国5都市、福井県内で初めて「美食都市アワード2025」を受賞しています。
坂井市公式観光ガイド:https://kanko-sakai.com/topics/5462/
フレンチと越前がにの出会い
フレンチにおいて、蟹はブイヨンや前菜のアクセントとして使われることはあっても、コースの主役を飾ることは稀です。殻付きのまま身をほぐして食べるスタイルは優雅なテーブルマナーになじみにくく、カニ味噌を食べる習慣もフランスにはありません。
調達の難しさも壁となります。北陸沿岸の三国湊は冬の海が荒れる日も多く、天候や海況により船が出せない日も少なくありません。最高級の越前がにを手に入れるには、自然の恵みとタイミングという運が必要になります。こうした希少性ゆえに、越前がには「冬の味覚の王様」として、長年食通たちを魅了してきました。
この食文化の壁と食材の希少性に挑んだのが、吉野建シェフです。パリでミシュランの星を獲得し、フランス政府からも功績を認められたシェフでありながら、伝統的なフランス料理の技法を極めつつ、常に土地の食材の可能性を探求してきました。その結果生まれたのが、越前がにを中心としたフレンチ蟹メニューであり、日本式の茹で蟹の域を超えて、蟹のポテンシャルを最大限に引き出す試みとなっています。
吉野建シェフからのメッセージ

私は料理人として、常に食材と誠実に向き合い、その魅力を最大限に引き出すことを心がけてきました。北前船で栄えた港町・三国湊で出会った越前がには、世界に誇れる日本の宝です。開業から2年半が経ち、町の方々やお客様との交流、そして地元のシェフたちとの刺激を通じて、私自身の感性も成熟し、今まさに日本とフレンチが融合した新しい蟹料理が誕生しました。以前訪れてくださったお客様にも、改めて驚きを感じていただけるようなものにしたいと思っています。
プラン概要:越前三国 冬の特別蟹コース
本プランで使用する越前がには、1922年(大正11年)から皇室献上が始まったとされる三国港で水揚げされたもの。地元の老舗魚屋の目利きにより厳選された極上品のみを使用します。
- 期間: 2026年11月14日(土)~2027年3月30日(火)
- 備考: 蟹の供給状況(悪天候など)により、プラン内容の変更や早期終了の可能性があります。
皇室献上がにコース(【越前三国】皇室献上がにコース)
皇室献上レベルに選別された「紫タグ越前がに」を1人あたり1.5杯使用する冬限定のプレミアムプラン。
- 蟹: 越前がに(紫タグ、約1.2kg)1.5杯
- 価格: 1名135,000円〜(税込・サービス料込、1泊2食付、2~4名1室利用時)
- 予約: 皇室献上がにコースを予約する
越前がにコース(【越前三国】越前がにコース)
福井のブランド食材である越前がにを贅沢に楽しめるスタンダードプラン。
- 蟹: 越前がに(黄タグ、約0.8kg)1.5杯
- 価格: 1名89,000円〜(税込・サービス料込、1泊2食付、2~4名1室利用時)
- 予約: 越前がにコースを予約する
両プランともメニューは同一です。使用する越前がにのランクとサイズが異なります。
両プラン共通メニュー例
- アミューズ: 冷製ボルシチ/板わかめと三国甘エビ/へしこと石川小芋のブロシェット
- 越前がに: 花咲き造り、塩茹で、炭火焼き、天ぷら、グラタン、お椀、甲羅焼き、蟹雑炊ほか

タグ付き越前がに

越前がにの「塩茹で」、すだちを添えて

越前がにの「甲羅焼き」、カニ味噌を熱燗で温めて

越前がにの「蟹雑炊」、黒トリュフが香る贅沢な一品
フレンチ カニコース
越前がに(黄タグ、約0.8kg)1杯を使用したフレンチのフルコースディナー。
- 価格: 1名79,000円〜(税込・サービス料込、1泊2食付、2~4名1室利用時)
- 予約: フレンチ カニコースを予約する
メニュー
- アミューズ(冷製ボルシチ/板わかめと三国甘エビ/へしこと石川小芋のブロシェット)
- 利尻昆布のコンソメスープ、柚子の香り
- 越前そばとコシヒカリのクーリ、キャビア・カラスミ・ミントのトリオ
- 越前がにの食べ比べ、柚子風味のブールブランソース
- 寒玉キャベツと黒トリュフ、フォアグラのヴァプール
- 若狭牛イチボのグリエ、ソース・ボルドレーズ
- 越前がにのリゾット、そばの実のアクセント
- クレーム・フィーヌ
- 林檎のパイ、キャラメルムース添え
- カフェ・小菓子

寒玉キャベツと黒トリュフ、フォアグラのヴァプール

越前がにの食べ比べ、柚子風味のブールブランソース
「皇室献上レベル」タグについて
紫色の「皇室献上レベル」タグは、三国港で水揚げされる越前がにの中で、皇室に献上されるものと同等の厳しい基準を満たした最高品質のものに付けられます。福井で獲れた越前がにの証である「黄タグ」に加え、重さ1.1kg以上、素晴らしい形状と身入りなど、厳しい条件をクリアした蟹のみに与えられる称号です。1922年(大正11年)から続く献上の歴史と、地元の熟練漁師の目利きによって選別されます。
宿泊施設について

客室外観

「ほまち」という名前は、北前船が風待ちや波待ちをする際に、船頭が積荷を売ったりして得た収益(小遣い)である「帆待ち」に由来します。三国では、この言葉が転じて「子どもへのご褒美」を指す言葉としても親しまれてきました。忙しい日常を送るゲストが、次の目的地へ向かう前にゆっくりと羽を伸ばす「ご褒美」のような時間を過ごしてほしいという願いが込められています。
施設情報
- 施設名: オーベルジュほまち 三國湊
- 住所: 福井県坂井市三国町南本町3-4-39
- 電話: 0776-82-0070
- 客室数: 9棟16室(1室2〜4名利用)
- 施設構成: フロント棟、レストラン「タテルヨシノ 三國湊」、ジム
- 公式サイト: https://www.homachi.jp/
- 公式インスタグラム: https://www.instagram.com/homachi_mikuniminato/